sous le gui スゥルギ

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ダリア 2014年9月21日

ダリアという花。

柔らかく繊細な花びらを持ちながら、

大胆な大きさとさまざまな色彩で人を虜にする花だと私は思う。

大好きな花の一つです。

その反面、お花を楽しめる時間がほかの花より短い。

美しい時間は、一瞬。

その一瞬に出会えることは、奇跡的だとさえ思うのですが、

私はなかなかお客様に上手にお勧めすることができません。

 

いつからか、花持ちが良いことこそお花の良さであって、

花持ちの悪い花に、私自身が勝手にレッテルをはってしまいました。

いつも何か事あるごとに反省するのですが、

このお花はよく持ちますよ!と勧めることが多いんです。(もちろん本当に持ちの良い花だけすすめます)

または、お客様から持ちの良い花はどれですか?なんて聞かれることがとても多い。

 

私自身、自宅に花を選んだり、お店用にお花を仕入れる時、

花持ちがすべてではありません。

その一瞬の美しさの贅沢。その一瞬を私たちに届けるための生産者さんの努力。

その一瞬の中でも変化していく花をながめる幸福感を知っているからだと思います。

私はもっと自信をもって、繊細でも魅力ある花をお勧めしたいし、

スゥルギのお客様にも、花持ちだけではない花の魅力をお届けしたい。

 

ダリアを扱うといつもそんなことを考えてしまいます。

いまや一年中見かけるようになったダリアも、旬は夏の終わりから秋にかけて。

まさに今です。

中島さんスペシャルの9月のスゥルギレッスンはダリアのブーケでご用意しました。

レッスンの前日に一緒に仕入れに行きましたが、

まさにビビビきた花はダリアでした。

ダリア ミッチャン

 

ダリア 黒蝶



 

ダリアに枝物をあわせたブーケ。

繊細なダリアに気をつけながら、

固い枝物と一緒に束ねるのは至難の業。

皆さん大変だったと思いますが、

形にしていただけました。



 

 

ダリアは、光によって全く別の雰囲気に見えてしまうことも魅力の一つかもしれません。

夜に撮ったサンプルの画像は、どことなく妖艶で艶っぽい。

みなさんのご自宅で、そんな違いも楽しんで頂けていると嬉しいです。

ダリアのアレンジメントやダリアだけの花束も、手にした方が感じるインパクトはかなりのものだと思います。

ダリア自体もこの秋手にしたものの品質は抜群でした。

生産者さんの努力によってダリアの品質も向上しているのだと思います。

今年一番のお気に入りになりそうなペアレディ。

絶妙な色合いが私の好みのどストライクでうっとりため息が止まりません。

9月に入ってさっそくイベント続きでばて気味でしたが、今週仕入れたダリアに癒されました。

皆さんも是非、お花屋さんで鮮度の良いダリアと出会ったときは運命だと思いますので、お試しください~。

 

 


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