sous le gui スゥルギ

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春から夏までの間切り花として出荷される枝物、どうだんつつじ。
ここまでがらりとその場の空気を心地よく変えてくれる枝物はないように思います。
のびのびと長い枝に、
そよそよと緑の小さい葉っぱ。
どうだんつつじ1本で、
森を山を…なんというか自然を、贅沢に室内に演出できてしまいます。
観葉植物を置くのとはまた違った趣のある、でいてさわやかな日本らしい演出です。

どうだんつつじ

春から今までいろいろな場所にどうだんつつじを活けさせていただいてきましたが、
いつもカメラを持たない(持っていくのを忘れる)スゥルギ…。
数少ないお写真、ご紹介させていただきます。

森川洋平さんのオープンハウス

靴の修理屋さん ROOST


店舗やご自宅に1~2本飾る場合は、ご自分でも活けていただると思いますが、
たくさんどうだんつつじを活ける場合は、私たちが活けに伺っています。
その場所にあったボリューム感でご用意させていただいています。

お洋服屋さん



コンクリートがかっこいい西川設計室さん( BLOGでスゥルギご紹介いただけてうれしいです!)

何年も前から定番であったどうだんつつじ。
何気なくご用意している長いどうだんつつじも、
そこまで大きくなるには、10年~15年もの歳月がかかるといいます。
細い枝から、太くてずっしりした枝まで様々ですが、
年々入手が難しくなってきています。
飾るときには、その歳月のことも想像してみるのもまたいいものです。
夏の日差しに照らされキラキラ輝く姿や、
どうだんつつじが作り出す葉の影など、
朝と夜でも印象が違うその姿を存分に楽しんでいただきたいと思います。

とはいえ、今年のどうだんつつじはもうすぐ終了。
これから紅葉が始まります。

何よりも長く楽しめる枝であることが、人気がある理由の一つなのですが、
これから秋にかけて、紅葉したどうだんつつじも素晴らしいので
そちらもぜひ楽しんでいただきたいです。
紅葉した枝は、やっぱり落葉してしまうので、
新緑の頃のどうだんつつじと比べると枝が楽しめる期間は短くなりますが、
赤、黄、オレンジ、緑。
いろいろな色の葉がまじりあうどうだんつつじもそれはそれはきれいですよ。


fleurs et plantes