花束を贈るということ 2012年10月17日
先日ご用意したブーケ。胸を打たれました・・・。
花束を贈るのは初めてという男性。
贈るのは入籍してまもない奥様へ。感謝をこめて。
内緒でこっそり注文に来て下さいました。
そのシチュエーションに、もう胸がドキン。
その気持ちが、その気持ちに胸打たれます。
こういう時、いつも思うのが、花って気持ちあってのギフトであって、
その気持ちがなにより嬉しい。
私は、花屋を始めて長い間、個人的に花を贈る事はあっても、
花を贈ってもらう事って今までほとんどありません。
今でも忘れもしないお花のギフトは一度だけ。
FUGAを始めてすぐのころのクリスマスに、小さな小さなプチブーケを
大切な人からサプライズでプレゼントしてもらった時には、
気持ちが嬉しくて涙がぽろぽろ・・・。
そのブーケはお世辞にも
素敵とか、かわいいとか、いえるようなお花ではなかったのですが、
私には宝物となり、
今でもなおその思い出は、
こんな風にきっかけがあればよみがえってくるほどに鮮明に
心の中にあるのです。
花束を贈るって、そういう事なんだと思っています。
花より先に気持ちがある。
相手を思う気持ち。
相手を思い、好きな種類の花や色やお花の雰囲気を選んだり。
女性はそんな注文をしてくれているあなたの姿を思って
胸がキュンとするものです。
もっともっと世の男性は、大切な人に花を贈ってほしいと思います!
こちらのブーケを持って、先日ご結婚されたI様。
ブーケの打ち合わせの時、奥様から嬉しいお話を伺いました。
『初めてのデートの時にもらったサプライズの花束が嬉しくて、この人に決めました』
この人に決めました、というところはもっと違った言い回しでしたが。
そういうお話をして下さいました。
旦那様に何日も前からご予約を頂き、お願いしますよと何度も念を押され、
当日行ってらっしゃいと見送ったことを思い出します。
奥様の忘れられない思い出の1ページにスゥルギのお花がある事を
本当に嬉しく思います。
お母様へのお誕生日のお花だったり
奥様へのお誕生日のお花だったり
大切な人との初デートの記念日♡だったり
お花を贈る事。
何でもない日だったり、特別な日だったり。
喜ぶ相手のことを思って花を贈ることって、
改めてとっても素敵な事です。
そんな気持ちを届ける花屋であることを幸せに思います。
めっきり寒くなってきましたが、明日も張りきって市場に行ってきます!
SOUS LE GUI 片桐恵美子
名古屋市千種区新池町2-8 エスポア東山1F