sous le gui スゥルギ

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GIFTご予約のお願い 2013年1月15日

プレゼントを贈るという行為は、相手を大切に思う気持ちあってのものだと思います。
お誕生日だったり、出産お祝いだっだり。 おめでとうの気持ち。
母の日だったり、退職お祝いだったり、結婚記念日だったり。ありがとうの気持ち。
お見舞いだったり、お悔やみだったり。祈りにも似た寄り添う気持ち。
人生における様々なポイントで、大切な誰かのために何かしてあげたいという気持ちを、
花にのせて一緒に届ける。


どんな花を贈ろうか?相手を想って考える時、
どんなに忙しくとも、相手が喜ぶ姿を想像して、
相手の好みをよーく考えながら、
迷い、悩む・・・そんな時間が花選びの楽しさの一つだったりもします。
どんな花を贈ろうかと悩むとき、お花って本当にいろいろと選べます。
どんな色が好きだったっけ?
好きな色でなくとも、彼女彼に似合う色は?
どんな花が好きかな?花の品種の指定もできますし、雰囲気で選べます。
パリっぽく、和テイスト、アジアンチック・・・。
可愛い、かっこいい、シンプル、シック、ナチュラルに・・・。
季節の花、旬の花、ハウス栽培により手に入る季節でない花、
世界中から届くなじみのない珍しい花・・・。
何千何万種類とある花の中から、選べてしまうのです。


一言で、ピンクでかわいくという注文の中にも、
淡いピンク系でスイートに少女のようなかわいらしさなのか、
濃いピンク系でエレガントな大人なかわいらしさを表現するのか・・・。
できることが多いからこそ、
本当に喜んでいただけるものをご用意したいというのが
花屋の気持ちだと思います。
お客様とイメージを共有するために、
年齢やお洋服の好み、差し上げる方の印象や・・・etc
お話を伺い、イメージを想像して花をアレンジするのです。
受け取った方にたくさん喜んでいただけるように。
お客様の気持ちが花を通して伝わるように。
そしてその方が花を好きになってくれるといいなという私の気持ちもこっそりのせて。

花って蕾が咲いたり、咲いていた花が、さらに開き満開に咲き誇り、
徐々に萎んだり、散ったり、
その最後の最後まで姿を変えて私たちを楽しませてくれるのです。
最近読んだ文章で、『花は1日で10歳年をとる。
大袈裟に言えば1時間ごとに表情を変え変化していく。』とありました。
時間が命。花ってそういうものです。
せっかく贈るプレゼントの花なのだから、
私は花の魅力をすべて余すことなく伝えたい。
お店に残った花を間に合わせで束ねるのではなく、
スゥルギを選んでくださった、あなただけのために、
私のできる最高のパフォーマンスをして、喜んでいただきたい。
いつもそう思っています。


そういった気持ちがあるからこそ、私たちは花のご予約をお願いしております。
スゥルギのお花は多種多様。
お客様のお好みに応じて様々な雰囲気のお花を柔軟にご用意できる花屋を目指しています。
パリも日本もアジアも。
可愛いもかっこいいも個性的もシンプルもナチュラルも。
今回贈る花はパリっぽいのがいいな・・・あそこのお花やさんにしよう。
和風・・・ここのおはなやさん。個性的・・・あそこのはなや。
コンセプトのはっきりしたお店も素敵ですが、
花を贈るならスゥルギ。
そんなお店を目指しているのです。
そのご希望に最大限にお応えするためのご予約制です。


まだまだ未熟な私たち。
急いでいるお客様や5分で作ってという突然のご要望。
どうしても焦って時間優先になってしまいます。
そういうお花はそういう顔をしてしまいます。
お客様のことを考えながら、イメージを膨らませ、
気持ちを込めて作りたいというのは私たちのわがままなのかもしれませんが、
私たちのお店のお花です。
自分が貰ってうれしい花、飾りたくなるアレンジ、
自信を持って送り出せる花だけをいつもご用意したいのです。
花を贈ろうと思ったら、その時ご連絡ください。ご相談ください。
お店のお花を見てご自分で選びたいお客様には
スゥルギはお勧めできないかもしれません。
常にたくさんのお花を扱う花屋ではないのです。
お店には私たちの好きなお花、皆さんに紹介したいくらい好きな花を少しだけ。
今年はそんなお花の仕入れでやっていこうと思っています。


長々と綴ってしまいましたが、きっとこのブログを
いつも読んでくださっている方にはもう伝わっている事なのですが、
なんだか初心に戻った1月、改めて私の願いを文章にしてみました。
花屋の都合でしかないのですが、
その中に込めた私たちの気持ちが少しでも多くの方に伝わって、
スゥルギだけでなく、さまざまなシチュエーションでお花が必要になった時に、
そうだ、お花は予約しなくっちゃね!と思い出していただけると嬉しいです。


お花をプレゼントしてもらうって、本当に嬉しいことだと思います。
子供だって、大人だって、いくつになったって。
さまざまなギフトシーンで贈られる、さまざまな気持ちのつまった花達。
スゥルギは記憶に残らなくていいのです。
『あなたからあの時もらったこの色の花束、嬉しかったな~。
私お花が好きになっちゃった。』
そんな記憶がいつまでもずっと心に残るような、
そんな花を作り続けていきたいと思います。

SOUS LE GUI 片桐恵美子
名古屋市千種区新池町2-8 エスポア東山1F


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