sous le gui スゥルギ

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マルダムール 2011年5月10日

以前では考えられないくらい時間をかけて花と向きあう毎日。
カチカチのつぼみが徐々に花開き、朽ちていく経過をじっくりと観察している。
花が成長し変化していく姿を見ているのって、本当に贅沢なことに思う。
私は、姿が変わらなく長持ちする花よりも、
儚くとも日々変化を楽しめる花が好き。

最近出会った、お勧めしたいバラを紹介します。

バラ、マルダムール。
プランツパートナーの荒木さんに、おすすめされて偶然購入したバラ。
細く華奢な茎に小さくカチカチの蕾。
なんだか力なく見えて、大丈夫かな?と心配になるくらいの貧弱な見た目。
その最初の姿からは想像できないくらい、
大きく美しくうっとりな姿に変化していくさまは感動ものでした。


カウンターにディスプレイすると、やはりお客様にも人気。
優しくバラらしい良い香りもしっかりします。
華奢な茎なので、少しうつむき加減なその姿が何とも言えず可憐。
数あるフューシャピンク色のバラの中でもおすすめしたい一本です。


マルダムールのアップ。
一週間かけて綺麗に咲き切りました。

そしてそっくりなマリポーサ。
そっくりなんだけど少し違う。
香りはなく(残念)、花が開いてくると花弁が外向きにカールしてくる。
大きく花開く雰囲気はそっくり。
こちらも綺麗だけど、私はマルダムールのほうが好き。

同じ色のパドドウ
パドドウは茎がしっかりしていて上向き。
香りはなく、大輪。
咲かせるのがなかなか難しく、咲き切らないこともしばしば。
見た目の可愛さから女性には人気の品種。

このピンク色は本当に可愛い。
イブピアッチェ、イボンヌロリオに続く、マルダムール。
なかなか見かけないけど、また出会いたいバラNO1です。
マルダムールの意味は、フランス語で恋煩いだそうです。
このネーミングにも惚れました。

そして今日のおすすめは、ピタハヤ。
画像では伝わりにくいのが残念ですが、ぽってり丸くすごく大輪。
グリーンからベージュそしてサーモンピンクに変化していく色味が
何とも言えず美しい。
波打つ花弁もかわいいのです。
茎は太く、しっかりしている。
どこまで咲いてくるのか、どう色が変化していくのか、楽しみな一本です。

今日は久しぶりにしっかり雨が降っています。
庭の草花が、生き生きしています。
身勝手に雨降りは迷惑だとずっと嫌ってきましたが、
今日植物を見ていたら、喜んでいるその姿に私まで雨が好きになった気がします。
私もまだまだ変わっていきます。

 

SOUS LE GUI 片桐恵美子・中島弘之


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